井坪工務店　キャリアインタビュー

住宅

有限会社井坪工務店

営業部リーダー fine事業部営業担当責任者ライフスタイルアドバイザー小林　聖さん

■転職をしようと思ったきっかけ

今までやったことのない仕事にチャレンジしてみたくて

前職では「休日が多くて、給与もいいところを。」という理由で選んだ、パソコン部品を作る工場で働いていました。工場勤務をして8～9年した頃にリーマンショックで不景気となり、中小の工場は非常に厳しい状況となって転職を考えるようになりました。

その時にふと、「せっかく転職するのだから、自分が苦手とする人と接する仕事をしてみよう。」と思ったのです。転職を機に、新しい仕事に挑戦してみたかったんですよね。今までは自分でも1人で黙々と仕事をするのが性に合っていると思っていましたが、「どうせなら全く違う仕事を。」と、「営業職」の求人を探して活動を始めました。

人と接するのは苦手だけど、人と深く関わる仕事がしたかった

業界は特に絞らずに、数社の求人を見ているうちに、井坪工務店の求人を見つけました。その時に、「そういえば中学の頃、父が井坪工務店で家を建てたんだった。」と思いだしました。当時、モデルハウスを見て回るのも好きだった記憶も蘇りました。

私はぜんそくでアトピーだったので、環境が変わるとすぐに発作を起こしてしまっていたのですが、井坪工務店で建てた家は大丈夫だったことなども思い出しました。井坪工務店の家は、本当に安心して住める家。そう身を持って実感していたので、ここなら自信を持って営業できると思いました。

また、人と接することは苦手ですが、もともと人と深く付き合うことは好きなので、何十年もローンを組んで購入する住宅の営業なら、性にも合っているのではとこの仕事を選びました。

■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと

お客様に一生懸命向き合うことで、本当に感謝してもらえる

住宅の営業は、モデルハウスに来ていただいたお客様に対応することから始まり、家づくりのサポートをしていきます。

営業として入社したものの、私は農業高校出身で工場勤務だったので、住宅に関する知識は全くありません。始めはどうしていいかわかりませんでしたが、「明るく元気に、を全面に出してやっていけ。」と先輩のアドバイスに素直に従ってみたら、何とかできるようになってきました。

営業は、個別対応だけでなく、土地購入や住宅ローンなど住宅取得に関連するセミナーなども企画・運営します。新しいモデルハウスが完成した2014年11月以降は毎月定期的にこのようなセミナーを開催していますが、今まで50組以上のお客様にご参加いただきました。今やすっかり定着して、お客様からも好評をいただいています。

希望通りにお客様と深く関わる仕事ができていますが、それだけに大変なこともよくあります。入社1年目には、県外から戻ってくる家を建てるお客様が、新築予定地で近隣の方とトラブルになってしまい、ご近所の方との間に入ってそれを調整したこともありました。

最終的に何とか治まったものの、私自身が上手く立ち振る舞えたわけではなく、うまく調整が進まないことへのお詫びの気持ちのほうが強かったのですが、そんな私に後日そのお客様から、温かいお礼の手紙が届きました。

楽ではありませんが、この仕事は一生懸命お客様に向き合うことで、こんな風にお礼を言ってもらえる仕事なんだなと、とても心に残っています。

人と接するのはまだ苦手だけど、いつの間にか営業責任者に

現在は、ライフスタイルや生活を豊かにするような様々な要素をプラスしたブランド「fine」を提供する、fine事業部の営業担当責任者をしています。

他のスタッフのお客様の状況の確認や、スタッフ間で共通認識を持つこと、１つの目標に向かっていけるようにスタッフの思いをまとめていくことなど、新たな職域も広がっています。

人と接することは実はまだ苦手ですが、お客様と話すのは好きですし、楽しいです。この仕事をしていると、お客様の結婚や出産など、人生の節目に深く関わることも多くて、本当に「人生に関わる仕事」なんだなと感じます。

お客様は私の人生よりも長い30数年間ものローンを組んで家を建ててくれて、契約からアフターフォローまで何年も何年もおつきあいが続きます。まるで親戚のように、その家族に子どもが生まれ、子どもが成長し、家族が1人2人と増えていく過程をみていきます。この仕事に就く前は、何回か転職を繰り返しましたが、私を通じて井坪工務店の家を気に入ってくれたお客様がたくさんいる今では、もうそんなことはできないと強く感じますね。

■これから転職を考える方へ

思い通りにいかないことも楽しめれば

この仕事は人と深く関わる仕事なので、私のように人と接するのが苦手でも、「人と関わるのが好き」なら楽しめると思います。

休みは不定期ですし、人が相手なので自分の思い通りにいかないこともよくありますが、それでも人と関わるのが好きならば、その1つ1つを面白いと思えるでしょう。

私自身も以前は「面倒臭いことは嫌だし、面倒臭いならやめる。」というタイプでしたが、この仕事を始めてからは、うまくいかないことも含めて、少し楽しめるようになってきました。それは何といっても、お客様に本当に喜ばれ、本当に感謝してもらえるからです。その意味で、人間的にも大きく成長できる仕事だと思いますよ。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。（2016年3月）

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