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トップインタビュー信州

スポーツ・レジャー用品

株式会社シナノ

代表取締役社長  柳澤光宏 氏

■業界の概要と企業の概要

創業1919年。もうすぐ100周年を迎えるシナノは、スキーポールの市場シェアNo.1と日本のスキーポール市場をリードしてきた。

そのポール加工技術を活用し、現在は登山用トレッキングポール、高齢者用杖、ウォーキング用ポールを開発し、強みを生かした事業領域を広げている。

■事業と強みと今後の展開

スキーポールの「支える技術」を活かして

スキーポールのメーカーとして1919年に創業して以来、もうすぐ100周年になります。スキーポールは1990年初期をピークに、バブル崩壊とともにスキー人口も減少し、今ではピーク時の1/10にまで縮小しています。

現在は、スキーポール製造で培ってきた"支える"ポール加工技術を活用し、登山用ポールや高齢者用杖、ウォーキング用ポールなど、業界を超えてその技術を横展開し事業を拡げています。お陰様でそれぞれが事業の柱となり、スキーポールはシナノ全売上の30%程度となり経営が安定してきました。

「杖」にこだわり続けるニッチ市場のオンリーワン企業を目指して

弊社の強みはポール加工技術であり、「支える」「握る」という技術です。

高齢者用杖は、海外製の安い製品も多く市場に出回っています。しかし、体を支えるものだからこそ、単に値段ではなく、お客様にはいいものを使ってほしいという想いがあります。

弊社の製品は、一貫して「握り」の部分に徹底的にこだわっていて、ここまでこだわる企業は他にはないと自負しています。この「握り」の部分が握りやすいことが、使いやすいことに繋がるからです。

高齢者用杖のシェアはまだ数%なので、メーカーとして一皮むけるためにはこのシェアをより高めていくことが必要だと感じています。ニッチな市場でトップになれるよう、目指していきたいと考えています。

半期に1度の社長面談で社員1人1人と話し合う

ポール加工技術を活かして複数のラインナップを展開している今、社員1人1人が考えて行動することが求められています。トップダウン経営も当然必要ですが、社員がトップからの指示を待って自分で考えなくなるのでは意味がありません。

私自身、大学卒業後は大手上場企業でサラリーマンをしていましたので、「会社は組織で動かすもの」という感覚があり、1人1人の考えや判断が重要だと思っています。

そこで、私の社長就任以後、私への相談で社員自身の「自分の考え」がない案件は差し戻すことにしました。最初は戸惑いもあったようですが、今では社員が自分の考えを持って相談にくるようになり、それは大きな成果ですね。

さらに、半期に1度社員1人1人と面談し、社員の考えを確認する場も設けています。この面談では、普段の仕事で感じていることの他、それぞれのモチベーションポイントも確認しています。

私がサラリーマンの頃は、単に給与・ボーナスの支給額が多ければモチベーションになったのですが、今は仕事以外の時間でのモチベーションが影響していることも多く、一概に待遇面の額面だけが社員のやる気に繋がるとも言えません。経営者として、社員のモチベーションのポイントに応えるようなマネジメントをしなければと思い、この制度を続けています。

ただ面談をすると、「仕事を任されるのがモチベーションアップになる」という社員が多く、こうした社員のやる気も弊社の強みではないかと思っています。

今後はブランドの確立と海外展開を

今後の事業展開は、ブランドの確立と海外展開を中心に考えています。ブランド確立のために、東京・有楽町にも直営店舗を出店しましたし、ネット販売にも力を入れていく予定です。

海外展開では、よいパートナーとなるディストリビューターを見つけていきたいと考えています。現在も韓国、中国、台湾、ドイツ、またトライアル的にドバイや中東などにも輸出していますので、それを強化していきたいと考えています。

さらに、10月から「MY POLE LAB」として、1本からオリジナルの杖をオーダーできる事業も始めました。バラエティに富んだデザインからオリジナルの杖ができるので、個人や各法人・団体でこだわりの杖を作りたいというお客様の要望にお応えしたいと考えています。

こうしたプロジェクトには若手中心にチームを構成しているので、若手社員がどう壁にぶつかって乗り越えて成長してくれるのか、それもとても楽しみにしています。

■求める人材像は・・・

やる気のある人にはどんどん仕事を任せます

求めているのはチャレンジ精神や、やる気のある人です。やる気があれば、どんどん仕事を任せます。弊社は、完成品メーカーとして企画から全て社内でできますし、輸出入や海外の製造拠点もあります。地方の中小企業ですが、できることは本当にたくさんあるのです。

私自身大企業志向でしたし、実際に大企業でサラリーマンも経験したからこそわかるのですが、弊社は本当に面白い会社だと思います。大企業は1つのパートしか携わることができませんが、中小企業なら全てに携わることができます。その意味でも、この規模でこれだけのことができるユニークな会社は、なかなかないと思っています。

自分で考えて仕事を進めていきたい人に、どんどん仕事を任せていきますので、ぜひチャレンジしてください。

■ウィルウェイズが語る、エピソード オブ "社長"

創業100周年を迎える老舗企業という歴史や技術力もさることながら、シナノには「離職率が極めて低い」という隠れた長所があります。

「社員がほとんど辞めないのです。私が入社してからも、離職したのは1人だけじゃないですかね(笑)」

と語る柳澤社長。離職率が低いのは、それだけ社員にとって働きやすい企業ということです。もともとあった目標管理制度に大手上場企業のサラリーマン経験を持つ柳澤社長が持ち込んだ、モチベーション管理の手法がその「働きやすさ」の1つになっていることは、社員へのキャリアインタビューからも伺えました。

そして、そんなモチベーション高い組織の秘密は、「失敗から学んで変わってくれればいい。」という柳澤社長のマネジメントにもありそうです。

「僕はサラリーマン時代、ここでは言えませんが大きな失敗を経験しています。それが26歳の時です。失敗って、やった本人が一番理解しているんですよね。そこで上司も含め周りが頭ごなしで言ってしまうと今度は失敗を恐れてチャレンジできなくなります。失敗してもそこから何を学び、どう次に生かし、どう変われるかが重要だと思っています。その時の上司のマネジメントは本当にありがたかったし、それを今でも参考にしています。」

自分で考えて、チャレンジする。やりたいことをやらせてもらう。社員からみれば、それには失敗もつきものです。しかしシナノにはその失敗も成長の糧として受け入れる土壌があります。だからこそ、社員も安心して様々なチャレンジもできるのではと感じました。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2015年12月)

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