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信州人キャリアインタビュー

コンピュータ・通信機器

VAIO株式会社

テクニカルユニットTG8 チーフソフトエンジニア  中山慶一さん

■どんな就職活動をしていましたか

ソフト開発面からものづくりに関わりたい

小さい頃からものづくりに携わりたいと思い、地元の大学でも繊維システム工学を専攻し、蚕のロボットプログラム化について研究をしていました。

その経験を活かし、就職活動ではソフト開発の分野からものづくりができる仕事をと思い、勤務地に関係なく幅広く探していました。それも単に設計や製造だけでなく、完成品メーカーとしてカスタマーサービス部門もあり、お客様に近いものづくりをしたいと思っていました。

ただ、学生の頃からスキー部でスキーが好きなので、スキー場からそう遠くない場所で働きたいという思いはありました。人混みも苦手なので、あまり人も多くないほうがよかったので、できれば県内で働きたいのが本音でした。

そのなかで自分の思う条件にマッチしていたのが、この会社でした。大学の先輩が何名かいて、企業理念に共感できたこともあり、お客様に近いものづくりを長野県内で実現できる企業としてこの会社を選びました。

■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと

PC初となるハイブリットグラフィックスの搭載を担当

入社12年目になりますが、一貫してソフトウェア開発を行っています。入社当時は、大学でプログラム開発をしていたので学んだスキルや知識を活かせるかと思いましたが、PC関連の設計は全く素人で、1から学ぶことになりました。モデムやデバイスのソフトウェア開発にも携わり、その後PCに初搭載となるハイブリットグラフィックスの開発担当になりました。

開発期間が短く、完成までの約半年間は画面の動作確認をしながら試作を行うことの繰り返しでした。初搭載となる機能だけに、今までとは異なる指標で何もかも1から確認しなければならないので、とても大変でした。

技術的にも非常に難しかったですが、とにかく品質とスケジュールを守れるよう、漏れや抜けがないように細心の注意を払いました。発売後はお客様からの反応も良く、社内からも「がんばったね」と声をかけてもらい、本当にほっとしました。

開発は海外ベンダーと共に...朝4時に電話がくることも

現在では、パソコンの省電力化やデバイスチーム全般の技術的指導を行っています。開発は国内だけでなく、海外のベンダーと一緒に行うこともあるので、文化や時差を越えて外国人のパートナーとうまくやっていくことが必要です。

例えば、日本人は「全てを言わなくても察する」文化がありますが、欧米人は「言われていないことは知らないこと」なので、考えややってほしい仕事内容は明確に伝えないと伝わりません。また、時差の問題もあります。ハイブリットグラフィックスの開発時は、カナダの会社と一緒に開発をしていたので、朝の4時に電話がかかってくることもありました。今となっては楽しい思い出ですが、当時は体力的にも厳しかったですね。

VAIO株式会社になってよかったこと

大企業の一事業部から事業会社になって、いろいろな意味で小回りが利くようになり、お客様との距離も近くなり、設計までお客様の声が届くようになりました。以前は、設計は設計の仕事だけでしたが、社内に技術営業部も新設されました。今までは、お客様の声は営業担当を通じてのみだったので、お客様が本当はどのように感じているのか人伝いでしか確認できませんでしたが、今では設計視点からのお客様の要望や困っていること、潜在的に欲していることなど聞くことができます。

就職活動の頃は、「お客様に近いものづくりがしたい」と考えていましたので、その点では今は、就職活動の頃に理想に思い描いていた状態に近いといえるかもしれません。

また、会社の情報もオープンになり、毎日売り上げ速報がメールで配信されるようになりました。売上情報がわかるので、自分たちの会社が今どういう状態かを感じ取れるようになり、社員の疑問もなくなってきたように思います。

■就職活動をされる方へ

興味があることはどんどんやらせてもらえます

この会社に入社してよかったと思うのは、興味があること、やってみたいことを担当業務以外でもやらせてもらえることです。

以前、「業務効率改善のためのデータ管理システムを構築したい」と上司に相談したら、「本来の業務や時間に支障がない範囲なら」と自由に開発させてもらいました。さらにそのシステムも認めてもらい、今は社内で活用するだけでなく、社外(ODM先)でも活用するシステムになっています。

また、社内はワンフロアに全員がいるので、部署の垣根もなく、担当業務の枠組みを超えて話しやすいですね。今は社内で新規事業に取り組んでいますが、新規事業について意見や考えがあればその担当の席に行って話し合うことができます。

もともとコミュニケーションも取りやすいですが、2階のテラスで誰でも参加していいバーベキュー大会があったり、社内のクラブ活動があったりと、コミュニケーションのきっかけとなるようなイベントや活動もあり、とても自由な雰囲気だと思います。この環境なら、自分の興味やアイデアを広げ、具現化していけると思いますよ。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2015年9月)

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