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エリア情報

長野県

副知事  太田 寛 氏

■長野県の産業の特色

自動車関連を中心にニッチな分野で日本一の中小企業が集積

県内で最も盛んな産業は製造業で、県内総生産の4分の1を占めます。特にデジタルカメラやパソコンなどの情報機器、電気電子製品が多く、その出荷額は全国2位となっています。

また、自動車の電子制御化に伴い、自動車関連の電気電子部品も増えてきており、輸送用機械器具とともに、長野県の工業製品は自動車関連が多いのが特徴です。

さらに、独自の技術を持つ中小企業が多く、難しい加工や超精密の製造技術を持つニッチな分野での日本一の企業が集積しています。中小企業だからこそ1人の人材の影響力は大きく、有能な方に来ていただければ、企業そのものが世界的なレベルへ一気に飛躍できるほどのポテンシャルがあると思っています。

電気自動車や航空宇宙産業など新しい分野に活用される技術力

今後は自動車の電子化がさらに進み、水素自動車や電気自動車の普及が予想されます。長野県の企業は電気電子分野に強い技術力を生かしながら、この時代の変化に対応していくと信じています。

また最近では、その技術力が航空宇宙産業の分野でも活かされてきています。特に飯田市を中心に県内5市町村は、アジア最大・最強の航空宇宙産業地域の形成を目指す「アジア No.1 航空宇宙産業クラスター形成特区」として、国家戦略特区の指定を受けました。

このようにものづくりの分野では、全く新しい分野を見据えた研究開発も進んでおり、就職・転職を考える方にとっても、地方に住みながら世界と戦える技術力を磨いていくことができると思っています。

「健康長寿県・長野」「NAGANO WINE」のブランドが光る食品産業

長野県は、食品産業にも特色があります。高野豆腐、信州みそや寒天などはいずれも地場産業ですが、「健康長寿県」という長野県の特色を生かし、市場開発や新製品開発で全国に販路を拡大し、全国トップのシェアを誇っています。

こうした地場の食品製造業を更に支援するための施設として、「しあわせ信州食品開発センター」が平成27年4月にオープンしました。ここでは地場の食品産業の皆様と協力して、新しい機能性の食品などを研究開発していくための拠点にしたいと考えています。

さらに農業では、六次産業という形で農産物を生かした新しい分野への取組も進んでいます。特に長野県はワインに力をいれており、現在「信州ワインバレー構想」という計画を進めています。

もともと塩尻市を中心に多くのワイナリーがありましたが、この構想では、それ以外の地域でもブドウを育て、ワイナリーに持ち込んで、ワインにして出荷し、周辺にはワインを活かしたレストランや宿泊施設を集積させていこうと考えています。これにより、国内だけでなく、世界に向けて「NAGANO WINE」のブランド化を推進していきます。

このように「健康長寿県」というブランドや、特産品のワインを中心に、「食」の分野でも長野の企業が発展できるポテンシャルは非常に大きいとみています。

海外観光客の拡大に向け海外キャンペーンやインフラ整備を強化

美しい自然に恵まれた長野県ならではの産業が、観光業です。観光に関連する宿泊施設、土産物、レストランも長野県では非常に大きなウェイトを占めています。特に最近は、海外からのお客様も非常に増えていますので、語学力のある人材も求められるようになってきました。

県としては、更なる海外からの顧客獲得に向け、海外の若い方をターゲットにしたキャンペーンに力を入れ、台湾や中国からの教育旅行(修学旅行)では、非常に多くの学生を呼び込んでいます。

特に今年は北陸新幹線が開通しましたので、石川県の小松空港や富山県の富山空港を利用する海外のお客様に、長野県まで来てもらうような努力をしていきたいと考えています。

また、海外でのプロモーションだけでなく、海外からのお客様が県内で不便なく動けるよう、主要な駅や観光ポイントでのWi-Fiの整備も進めています。

スマートフォンで案内をすぐに確認できる環境整備という点もありますが、それと同時に、長野県で体験した感動を、即座に全世界へSNSを通じて発信をしてもらうという点も大きな効果として期待しています。

■太田副知事が語る「長野県」の魅力

大都市から「ほどほどの距離」で大自然を満喫できる良さ

北陸新幹線の開通後、東京-長野間の新幹線の本数も約1.5倍に増えて、東京がさらに近くなり、最短で1時間半です。また、松本-新宿間は2時間半、松本-名古屋間は2時間など、長野県は「東京など大都市からほどほどの距離にある」のが、大きな魅力です。

これだけ自然や山に囲まれて、空気も水もきれいで相対的に自然が美しい環境にありながら、比較的東京や名古屋と距離が近いので、音楽や美術、趣味の情報も取りに行きやすくさほど不便を感じません。

また、子どもも自然に囲まれた環境のほうが、のびのび育ちます。子どもだけでなく、大人も春は山菜、秋はきのこ、夏の登山に冬のスキーやスノーボードと、四季を通じて自然との関わり合いが持てます。大自然がすぐ近くだからこそ、何日も前から計画を立て、電車の切符を取らなくても、思い立ったらすぐに気軽に自然を楽しむことができます。

職住接近の環境で、自然を感じながら、のびのび子育てができる...仕事をしながら、いろんな楽しみ方ができるのが信州暮らしの魅力だと思います。

待機児童数はゼロ。子育てしながら働く環境がある

さらに長野県は、女性の就業率が高いのも特徴です。25~44歳の子育て世代の女性の就業率も全国平均よりも高く、子育てをしながら働いている女性が多くいます。

保育所と幼稚園も非常に充実しており、保育所の待機児童の数は0人と、子どもを預けようと思ったら、ほぼ100%預けることができます。

県としても女性のための創業支援などの機会も設けており、女性が働く場所としても決して悪くないと思っています。

銀座NAGANOをアンテナに長野情報の受発信を

こうした長野県の魅力の発信地として、昨年の10月に「銀座NAGANO」が東京にオープンしました。多くのメディアに取り上げていただき、多くの方からも好評を頂いたおかげで、当初の年間利用目標人数35万人を数か月でオーバーしてしまったので、目標の上方修正を考えているほどです。

県ではここを単なる地方のアンテナショップとしてだけでなく、長野県に関する様々な情報の受発信地にしたいと考えています。

「銀座NAGANO」は長野県の物産購入だけでなく、セミナーや朝ゼミ、料理教室などの開催や、企業の商談場所としても利用できます。UIターン希望者のための窓口もあります。こうした場を通じて、東京という市場が長野県の企業や特産品に何を求めているのか、UIターンを希望する方がどんな情報を知りたいのかという情報の受信機能を強化し、多くの人に役立つ情報として還元していければと思っています。

■長野県にUIターンを考える方へ

オンとオフのバランスのよい生活を長野で

長野県は昔から「教育県」と言われているように、生涯教育を含めて教育熱心です。恵まれた自然に囲まれながら、自己を研鑽して、趣味の世界と仕事が両立できる。オフの時間が充実しているからこそ、仕事にも邁進できるというバランスの取れた県です。

ある民間の「移住したい都道府県アンケート」では9年連続1位と、長野県で生まれ育った方でなくても、長野県は魅力のある場所として考えてもらっています。山国や地方への移住となると排他性が気になりますが、市町村においては県外出身者が首長を務めているケースもあり、長野県には山国にありがちな排他的なところが少ないと思います。

今までは登山やウィンタースポーツなどで訪れていた方も、その趣味と仕事を両立させる地として、ぜひ長野県を一度見つめ直してみてください。

■ウィルウェイズが語る、エピソード オブ "副知事"

太田副知事ご自身、関西の大学に進学後、Uターンで長野県庁に就職した経緯をお持ちです。大都市圏での就職は考えていなかったのか、「Uターンを考える学生」だった頃の胸の内を聞いてみました。

「長野県内では県庁から内定をもらっていましたが、あの頃は東京に行きたい気もしたし、関西も好きでした。ちょうど関西と東京の大手メーカー2社から内定を頂いていたので、メーカーで働くのも面白いだろうなと思っていましたよ。」

大都市圏の大手企業で働くか、地元の長野に戻って地域のために働くか。居住地や待遇、仕事のやりがい等に迷った太田副知事の背中を最後に後押ししたのは、長野県の大自然でした。

「私が大学4回生の時、『聖職の碑』という、信州を舞台にした映画がありました。その映画で、主演の鶴田浩二さんが、天竜川の河畔から信州の山を見て『信州はいいなあ』という場面がありましてね。それを見て、『そうか、やっぱり信州は美しくていいか』と。それが、最後の最後に気持ちを後押しした要因です。

そして、もともと「公共サービスを通じて、貧困や差別に困っている人たちの手助けができれば」と考えていたこともあり、長野県庁への就職を決意。その後、自然豊かな地元・安曇野から県庁へ電車で通って36年。副知事となった現在は週の半分を長野市で、週末には安曇野で過ごしているそうです。

「妻も仕事をしているので、土日の半分は、僕がご飯を作るんですよ。もうここ何十年も続けています。」

と奥様思いの素顔も見せていただいた取材でした。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2015年6月)

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