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信州人キャリアインタビュー

教育

株式会社アイキューブ

下伊那エリア マネージャー  上沼真也さん

■転職をしようと思ったきっかけ

何に向かって誰に対して仕事をするのか疑問を感じて

社会人として初めての仕事は、東京の不動産会社の営業でした。就職活動の際には、「仕事はお金のため」と考えて選んだ会社ですが、働いているうちに「自分の仕事の軸となるのは、お金ではないのでは」と違和感を持つようになりました。

何に向かって、誰のために仕事をするのか。次第に見えなくなってきてしまい、迷ったあげく、「一度方向性を見直そう」と入社1年目にして退職することにしました。

次の会社を決めていなかったので長野の実家に戻り、働く場所にこだわらず、自分が納得できて働き甲斐のある会社を探そうと転職活動を始めました。

転職活動中にアルバイトをしていた「いずみ塾」で社員の思いに共感

自分の仕事の軸をきちんと見つけてから転職したかったので、転職活動も長期戦を考えていました。そのため活動の傍らでアルバイトをしていたのですが、そのアルバイトがいずみ塾の講師でした

私は塾に通ったことも、塾の講師をしたこともなかったので、いずみ塾での経験は新鮮でした。ここでは人に必要とされていると強く実感でき、またその思いに「少しでも役に立てることがあれば役に立ちたい」と思うようになりました。

始めて数か月後には、「社員にならないか」と声をかけてもらいました。しかしその時点では、一緒に働いている社員と同じようにプライドを持って仕事ができるかわからなかったので、「もう少しアルバイトを続けたい」と返事をしました。

しかし、自分は「人」に向かって働きたいのだという方向性は明確になってきました。転職活動でも旅館やホテルなどのサービス業を受けましたが、「お客様に向かう気持ちの強さ」をこの会社以上に感じることはありませんでした。

アルバイトが2年になる頃、ちょうどお世話になった先輩社員が人事担当となり、再び「社員にならないか」と声をかけてくれました。その時には、社員が同じ方向を向いているこの会社で、自分も同じ方向を向いてやっていきたいと思うようになり、入社を決めました。

■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと

校長として校舎の管理運営からスタート

入社1年目は、いずみ塾の校長として校舎の管理・運営を行いました。校長の仕事は、各種事務や教室の掃除、アルバイト講師の管理から生徒対応・保護者対応、また講師の人手が足りない時には授業も行うなど、多岐に渡ります。

そのなかで私が特に力を入れたのは、生徒対応でした。アルバイト時代から、せっかく教室に来てもらうのだから、何か1つでもいいから生徒に「今日は来てよかった」と思ってもらいたいと思っていました。「問題の解き方がわかった」など、何か1つでも気づきがあれば勉強は楽しくなります。

これは私1人だけではなく、講師全員が同じ気持ちで生徒に接することが大切です。「どんな気持ちで生徒に向かうと喜んでもらえるのか」という点については、1人1人の講師にしっかり伝え、教室運営に携わる皆で同じ方向を向いて、同じ対応ができるように心がけました。

自分もアルバイト講師だったから、講師の気持ちや社員がどのように接すれば講師のモチベーションが上がるかはよくわかります。2年間のアルバイト経験は、校舎の運営に非常に役に立ちました。

その結果、口コミで教室の評判が上がり、1年目は「全校長の中で、最も利益を上げた校長」として、創立記念行事で「新人賞」と「殊勲賞」を頂きました。この受賞は、次の年に向けて「これからも頑張ろう!」と思える、大きなバネになりました。

今はエリア・マネージャーとして校長同士の情報共有を促進

入社6年目となる現在は、エリア・マネージャーとして複数のいずみ塾の校舎の運営を見ています。いずみ塾では、基本的に社員は1人で校舎運営を行います。校舎に1人なので、自分のペースで仕事ができる利点もありますが、1人で寂しくなったり、悩んだりすることもあります。

私も校長時代にそう感じていたので、担当するエリアでは、校長が日中1つの校舎に1度集まって情報共有をしてから各校舎に行くなど、社員同士が集まる回数を多く設けています。

お互い顔を合わせて、生徒の成績アップや保護者の方への対応の仕方、その他の取り組みを共有することで、校舎の運営にもモチベーションアップにもプラスになります。

昨年は相談や頼み事があっても、各校長も私もお互いに「忙しそうだから」と遠慮し合ってしまったため、エリアでは苦戦してしまった教室もありました。その経験を生かし、今年は遠慮抜きに本音で向き合える関係を築きながら、校舎の運営の向上につなげたいと思っています。

校長は日常で社員に接する機会は少ないですが、困った時には前任者や上司に電話で確認をすれば、丁寧に教えてくれます。少し落ち込んでいれば声をかけてくれたり、提案を聞いてもらったりと、社員同士仲が良く、協力し合う風土があります。

社内掲示板で「楽しいこと」を共有するといいことが・・・

社内には社員同士の交流のための様々な行事や部活動がありますが、中でも変わったシステムが「ガチャシステム」です。社員は年に2回、ガチャを回してカードを引きます。内容は、「洗車を1回できる」「有休を追加する」など福利厚生のメニューで、このメニューを利用する際は、休みをとる時にも上司も周囲も全面的にフォローしてくれます。

「経験値ガチャ」といって、さらに年2回のガチャに加え、あるポイントに応じてガチャを引くこともできます。そのポイントは、社内掲示板に「楽しいこと」の記事を上げて、社内から「いいね」をもらうことで貯まります。

「楽しいこと」の内容は、「ガチャシステムで獲得した有休で○○へ行きました」とか、「社員で飲み会しました」「○○部でこんなことしました」など、何でもOKです。楽しいことを共有すればするほど、ポイントが貯まって、そのポイントでまたガチャが引けて、何らかの福利厚生を受けられるという好循環ができます。

他の社員の楽しそうな記事はモチベーションにもなり、他のエリアの活動などは「今度は自分のエリアでもやってみようかな」と刺激にもなります。情報共有の面でも、福利厚生の面でも遊び心のある面白いシステムだと思います。

■これから転職を考える方へ

成績アップだけでなく「人生を変える機会」に関わっていきたい

仕事で一番大切なのは、「何のために、誰のために働くか」ということです。それが見つかり、自分のなかで腑に落ちれば、前向きに楽しく仕事ができます。それがなければ、社会人1年目の私のように、モヤモヤした思いで働くことになります。それでは仕事は長続きしません。

「何のために、誰のために働くか」という問いの答えを見つけることは、簡単ではないかもしれませんが、そこにしっかり向き合うことが、やりがいのある仕事を見つけるためには欠かせないと思います。

私も最初の就職活動では答えは見つかりませんでしたが、一度就職して退職し、その後の転職活動を通じて、「人に対して役に立ちたい、何か影響を与えていきたい」という答えを見つけました。

アイキューブでは、単に成績を上げることを目指すのではなく、「成績を上げることで、未来はどう変わるのか」を生徒に伝えています。勉強の目的を、単なる成績アップではなく、未来の選択肢を広げることだと理解してもらい、その広い選択肢からやりたいことを見つけることをこれからもサポートしていきたいです。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2015年6月)

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