総合電機
株式会社西澤電機計器製作所
社長付技術エキスパート 柳澤重一さん
■転職をしようと思ったきっかけ
30年のキャリアが活かせる場だと感じて
今年の5月に転職したのですが、それまで大手メーカーに30年以上勤めていました。その会社では早期役職定年があり、56歳でキャリアポイントとして今までのキャリアと今後について考える機会がありました。
自分のキャリアを社内外で今後どう活かしていくのか。それを改めて考えたときに、私は長い間単身赴任だったので、そろそろ家族と一緒に過ごせる環境で働きたいと転職を考えました。その時に西澤電機計器に転職していたOBから、「働いてみないか」と紹介があったのです。
前職の大手メーカーでも西澤電機計器の評価は高かったですし、開発設計技術のキャリアが活かせそうな仕事でしたので、選択肢の1つとして考えてもいいかと思い始めました。
そして実際に社長にお会いしてみました。社長は、「若手の女性社長」として新聞などメディアにもよく登場していましたが、話をしてみるとやはり印象的な方でした。その社長の事業への強い思いと、ここなら自分のキャリアも活かせ、それを期待してもらえてると強く感じたので、転職を決意しました。
■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと
福祉機器の分野で、産学官連携の橋渡し役に
現在は、関連会社のナイツ社(眼科用の医療機器を製造)の医療機器分野で、産学官連携の橋渡しの仕事をしています。特に8月以降は、新製品の体制作りとして、製品の企画設計が主な仕事です。
とはいえ、まだ2か月くらいですので、社内のリソースを把握・理解しながら、勉強しながら、という状態です。入社して半年経過し、ようやく慣れてきましたのでこれから役に立てるかと思っています。
入社後1か月もしないうちに薬事法申請書類の作成へ
その仕事に関連して、入社して1か月もしないうちに、県の薬事法に関する6回セミナーに参加することになりました。
このセミナーでは、「今ある製品で薬事法申請書類を作成してくる」という課題が事前に与えられました。まだ会社の製品にどんなものがあるか把握する前の時期で、それなのに製品の薬事法申請書類を作らなければならないという課題をもらい、本当に焦りました。
医療分野の経験は1年程ありましたが、薬事法申請書類となると難易度が高く、ナイツで医療機器を担当してきた方に教えてもらいながら、なんとか作り上げました。「入社後1か月も経ってない人間にこれを任せるか?」と驚き、ある意味すごい会社だなと思いましたが、完成したときには非常に達成感がありましたね。
この薬事法申請対象の製品は発汗関連の製品で、ユニークな製品で調べていて面白く、これがきっかけで社内の製品もより深く知ることができました。非常に高い目標ではありましたが、いろいろな意味で成長につながったと思っています。
企画から製品化まで全て自分で・・・常に高い目標にチャレンジ
入社以来、製品の企画・開発から設計、製品化まですべてに携わるようになりました。前職なら、3つの部門で分担してやっていた仕事に全て関わるようになったので、その意味ではとてもいい勉強になっていますし、高い目標にチャレンジしていると思います。
以前は任される分野は限られていましたが、ここでは何でも自分でやらなければならないので、そのギャップには驚きました。今までは技術のことだけを知っていればすみましたが、今はそれ以外にも気を配らなければいけないので、それはとても勉強になります。その点が面白味でもありますし、刺激にもなっていますね。
■これから転職を考える方へ
社長との距離が近く、意思疎通もしやすい環境
今は新しい分野を身につけながら、今まで他の人がやってくれていた分野まで仕事の幅が広がりました。そこが大きな会社との違いで、大変さと面白味があるところでもあります。
社長と一緒に出張や展示会へ行かせてもらっていますが、福祉医療分野は知らないことばかりで、いい意味でとても刺激になっています。それがこの転職した魅力ですね。
また、社長との距離が近いのもこの規模ならではの特色です。前職では社長はもちろん、役員の方と話す機会もほとんどありませんでした。その意味で、一緒に仕事をし、社長から直接指示が飛んでくるという環境はフットワークも軽く、意思疎通もしやすい環境だと思っています。
自分の発言の影響力が大きくなりました
転職して、自分自身の影響力が大きいことにも驚きました。特に大きな組織にいた方だったら、自分の発言の影響の大きさや、やらなければならない範囲の大きさに私同様に驚かれると思います。
自分が動かなければ何も得られないですが、動けばどんどん変わるので、どんどん積極的に動いて、感じて行動していく人であれば非常に面白い会社ではないかと思います。
転職して、妻にも「ずっと同じ環境にいるよりも、新しくて刺激のあるところで働くのはいいんじゃないの?」と言われました。私もその通りだなと感じています。
自分の言動が会社を変えていく力になっていきます。やることはいくらでもあります。何もないからこそいろいろ変えて、作っていく面白さがここにはあると思いますよ。
※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年12月)
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