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トップインタビュー信州

自動車・自動車部品

株式会社アイカム

常務取締役  小林 望 氏

■業界の概要と企業の概要

自動車の車載コネクター、ワイヤーハーネスを主力に、プラスチック成型、金型工機生産を手掛ける。ゼロから始めた車載コネクター事業は、ワイヤーハーネスの分野では世界トップシェアを誇る矢崎総業社の生産子会社の矢崎部品社と直接取引をし、その"ものづくり"の品質が世界の一流メーカーから認められるようになった。

工場の24時間体制や、ベトナム工場の稼働など積極的な展開を続け、今後もさらに5年で売上を2倍にする目標を掲げる小林常務に、企業の強みと今後の展開を取材した。

■事業と強みと今後の展開

IT関連部品から、自動車関連部品へ、事業の主軸を移して

弊社の主要製品は、自動車の車載コネクターです。「ワイヤーハーネス」という電気信号のやり取りに関わる部品で、人間に例えるなら血管にあたる部分になります。

プラスチック成形を始めたのは2001年頃で、当時は携帯電話などIT分野向けの極小コネクターの成形を手がけていました。しかし、業界が不安定でハイリスクハイリターンという課題があり、それ以後事業の主軸を移すことを視野に、2005年に自動車部品製造に参入しました。

素人集団が世界のトップシェア企業に掛け合い、つなげた受注

車載コネクターの分野では、矢崎総業社が世界のトップシェアを占め、弊社はその生産子会社である矢崎部品が主要取引先になっています。

最初はとにかく素人でしたから、同社の大浜工場の下請けから始めました。素人なのに世界のトップシェア企業に対して取引を掛け合うのは無謀かもしれませんが、素人だからこそすべてをさらけ出し、

「ど素人で全く何もわかりません。でもやる気だけはあります。マネだけはできます」

と誠意を伝えました。それを当時の部長に「若いし、やる気だけはあるから信じてみようか」と信じてもらい、取引が始まったのです。

5名で始めた部署は130名に。売上は100倍に。

それから8年経ち、今では「委託加工先」から「調達先」へと取引先ランクが上がりました。今までは矢崎部品社の工場責任での取引でしたが、今後は本部管理として調達本部の管轄となり、一緒に完成車メーカーに行って話をすることができるようになります。

そしてランクアップの最大のメリットが、生産方法が自由になり工夫ができるようになることです。

「委託加工先」では、加工だけを委託されるため、やり方や管理の仕方も決まっていますが、「調達先」になると規格さえ満たせばそれが自由になるので、コスト競争力に繋がっていきます。これを機に技術力を上げ、自分たちで受注先を増やすこともできるので、やり方次第で業績が伸ばせるチャンスなのです。

5名で始めた部署は、今や130名の部署になり、売上はスタート時の100倍になりました。「調達先」になることで、更に売上を拡大していきたいと考えています。

1社に満足してもらえる会社でないと、他からも必要とされない

このように弊社の売上は主要取引先である、矢崎部品社の割合が非常に大きくなっています。

「取引先1社で大きな売上は危ないのでは」と言われることもありますが、私はそうは思っていません。

これを元に自分たちの販路や規模を拡大することもできますし、1つの会社に満足してもらえなければ、他社からも満足してもらえる会社にはなれないからです。Aという会社に必要とされていなかったら、B社やC社からも必要とはされません。

数年前、リーマンショックの時に矢崎部品社の副社長が弊社の工場を訪問した後で、「あの会社だけは絶対につぶすな」とおっしゃっていたと、先方の部長に聞きました。素人集団から、ここまでこられたと、その時は嬉しくて涙がでましたね。

メーカーのニーズを先取りして対応できる力をつけて

この業界は競合も多いですが、そのなかで海外への取組みを早い段階からしていたことが弊社の強みと言えます。海外工場を持っているからこそ、国内で受注できることもあるからです。

たとえば、現場では、Aという部品は80%を海外調達、20%は国内調達と内訳が決められています。その時に海外に工場があって、海外で納品していると「それでは国内分も」と受注につながります。

自動車部品の市場は競合も多いので、「これができる会社」と言われてすぐに「できます」と言えなければ受注につながりません。そのために、お客様から言われて準備し、生産の「スピード勝負」という次元ではなく、常にお客様のニーズを先取りして事前に体制を整えておく必要があります。

今後もお客様のニーズを先取りした体制で、「これは他社にはできないけど、アイカムができるからとってきた仕事だよ」と言われるようまずは"認められる会社"に、そこから"必要とされる会社"に、さらに将来的には"頼られる会社"になっていきたいと思っています。

5年以内に売上50億を目指して

前期の売上高は24億円でした。今後は、これを5年以内に50億円にすることを目指していきたいと考えています。プラスチック成型以外にも、金型も1件500~1000万円規模の受注も出てきており、ここに売上拡大の可能性があるとみています。

またベトナム工場は、敷地4000坪に対して、現在の建物が2000坪で、今後拡張し生産能力を上げることも可能です。達成できない目標ではないと思っていますので、営業力を強化し目標を達成していきたいですね。

■求める人材像は・・・

三流の会社を一緒に一流にしていきましょう

自分が先頭に立って次の展開を作っていける、バイタリティのある人材を求めています。発展途上の中小企業だからこそ、自分たちのやりたいことを反映しやすい環境だと思います。

社員にも「まずはやってみろ」と声をかけています。もちろん、アイデアの良し悪しはある程度は判断がつきますが、最初からダメだと言っていては、人は伸びないし、納得もしません。たとえ、ダメだとわかっていることも1回やらせてみて、本人が納得する。それが大事だと思っています。

私の若い頃は、「いい家に住みたい」とか「いい車に乗りたい」という野心を皆が持っていたように思いますが、最近の若い方はそういう考えがあまりないようですね(笑)。しかし、野心は仕事のバイタリティに繋がりますので、ぜひ野心を持ってほしいと思っています。野心がある人を採用して、支援していきたいですね。

弊社の取引先は世界一流のメーカーです。そこに認められることで、自分たちも一流になっていこうと頑張っています。三流の会社を一流にするために、一緒に人生をかけてくれる仲間をお待ちしています。

■ウィルウェイズが語る、エピソード オブ "常務"

小林常務は、ご自身もサッカーの経験があり、現在はサッカーチーム・アルティスタ東御の代表をされています。サッカーに一際思い入れがある常務と、取材途中でサッカー談義に花が咲きました。

「長野県はサッカー後進県なので、子どもたちがサッカーの選手になりたくても、どうやったらプロになれるのか、夢が描けません。その環境を変えたいと思っています。

だから、出来るだけレベルの高い選手を長野県に連れてきて、プロの選手に触れる機会を作り、子どもたちにサッカー選手を目指したくなる環境を作りたいんです。

そしてサッカーを続けて、指導者やプロになれなかったら終わりではなくて、地元の企業で働きながら子供たちにサッカーを教える。そういうのができれば選手としてもいいですよね。

私は選手のセカンドキャリア支援もしていて、社内にも選手が20人くらい働いています。サッカーに限りませんが、楽しみながら長くスポーツに関われる環境を作りたいんですよ。」

私も今でも社会人チームでサッカーをし、選手のセカンドキャリア支援にも力をいれていきたいと考えているので、こうした常務の思いにはとても共感するものがありました。

経営者に共感できるものがあるか。それは企業選びの重要なポイントです。それは、仕事に対する姿勢だけでなく、人生に対する姿勢でも共感できると、より満足のいく企業選びができると思います。小林常務のこんな考えに共感し、アイカムで自分の可能性を広げていきたいと思った方は、ぜひ応募してみてください。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年12月)

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