アパレル(メーカー)
株式会社グローバルユニット
長野店 店長 橋本博文さん
■転職のきっかけ
はじめはお客として店舗によく来ていました。その時から、「いい会社だな」と。
私は、19歳からアパレル業界で働いていました。もともと古着やビンテージものが好きだったので、以前からお客として、お店にはよく通っていたのです。普通、古着やビンテージは海外ものになりますので、日本人の私が着てもなかなかしっくりくるものがありません。でも、お店にはサイズも発色もかなりいいものが揃っていて、気に入っていたのです。
そして、前職の会社を辞める時に、前任の店長に入社を誘われました。
デニムやTシャツへのこだわりは全国的にも有名で魅力的、「いい会社だな」と思っていましたし、ただ販売だけではなく、「スーパーウィークエンド(※編集注)」等のイベントも開催しているので、それにも携わってみたいと思いました。
他にも様々なイベントや取組などもしていて、普通の会社ではできないようなことができると思い、転職を決めました。
■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと
ジーンズをこよなく愛するお客様が通う、フラットヘッド直営店の店長として
入社後は千曲のデザートヒルズ・マーケットの店長となりました。千曲店では、ジーンズの修理などもよくやりましたね。ジーンズは長く履いていると、どうしてもほつれが出てきます。商品に愛着を持って頂いているお客様が多いので、修理をお願いしに来る方も多いんですよ。
その後、昨年の1月から長野のフラットヘッド直営店の店長になりました。以前はセレクトショップでしたが、現在は直営店。長野発のブランド「ザ・フラットヘッド」の、お膝元の「長野の直営店」ですから、「ザ・フラットヘッド」が本当に大好きで、商品についても非常に詳しいお客様が多くいらっしゃいます。
だから、私もそれ以上に勉強をしないといけません。異動して、「ここは、商品のことをより深くわかっていないといけない立場の店だな」と痛感しました。
このように来店するお客様の層が全く異なるので、最初は苦戦続きでした。思うように売上が上がらず、他店と比べられて焦ったこともありました。しかし基本に戻って、「笑顔と挨拶」など接客マナーと商品知識を勉強することで、昨年9月くらいから売上も伸び、軌道にのってきました。
今振り返ってみると、とにかく来て頂いたお客様に気持ちよく帰っていただけるように心がけたことが、リピーターに繋がったのではと思います。社長もよく話していますが、やはり「笑顔と挨拶」が大切。困ったときは基本に忠実になることが重要ですね(笑)。
他にはないジーンズへのこだわり。知れば知るほど好きになる。
今私もそうですが、社内には「商品が大好き」で仕事をしている人が本当に多いです。
「ザ・フラットヘッド」のジーンズは、すべてメイドインジャパン。外見からはわからない、見えないところにこだわりがたくさんあります。それが他にはない、魅力なんです。
たとえば、デニムはロープ染色と呼ばれる方法で、染色が行われます。糸の束をインディゴの入った槽に浸けていくのですが、一般的なデニムは、9~14回槽の底近くまで浸けます。フラットヘッドの場合はそれを24回前後、浸けます。一般的な方法だと、水圧で糸の深部まで染色されてしまい、私たちの求める色落ちがきれいに出ないのです。が「ザ・フラットヘッド」では、「1回の漬け具合を浅く、その回数を多く」行うことで、表面は濃いインディゴだけれど、中は色が薄い、「ザ・フラットヘッド」独特のタテ落ち感がでるジーンズができます。染色1つとっても、これだけのこだわりがあるのです。
会社に入っていろいろ勉強し、知れば知るほど商品のことが大好きになりました。本当に自分の大好きなものを扱う。それがこの仕事のおもしろさです。
■これから転職を考える方へ
「自分たちが会社を背負っている」その自負を持って働ける
「ザ・フラットヘッド」のジーンズやシャツには、細部にいたるまで多くのこだわりと思い、そして日本の職人の技術が詰まっています。だから、お客様にはぜひその世界観を知っていただいた上で、長く愛用していただきたいと思います。
そのためにも、店頭でお客様にその価値を伝えることはとても大切です。だから、店舗のスタッフは皆、「自分たちが会社を背負っている」という自負を持って、働いていると思います。私自身もそう感じています。
もちろん厳しいこともありますし、最初から何もかもうまくいくものではありません。でも、一歩一歩でいいんです。ちょっと躓いて辞めてしまうのは、勿体ないと思います。
厳しいことを乗り越えたところに楽しさがあります。今日がダメなら明日。明日がダメなら、明後日。今月ダメなら、来月。そういう気持ちの切り替えがこの仕事では大切です。
会社の取り組みを前向きに理解することが、楽しく働くコツ
「ザ・フラットヘッド」はアパレルという観点から、ライフスタイルを提案する会社です。その1つが店舗での接客であり、当社にとっては稼ぎ頭でもあります。ですので、ただ店舗のスタッフというのではなく、グローバルユニットグループの一員という意識をしっかり持って働いてくれる人と一緒に働きたいですね。
また、会社である以上は、組織として動くことは当たり前ですので、店舗で接客するだけではなく、イベントに協力したり、スポンサー探しをしたり、各種イベントのチケット販売をしたりと、直接的に関わっていなくても行わなければならないこともあります。ですので、いかに会社の取り組みを前向きに理解し、実践できるかが重要だと思います。また、そうすることが「楽しく働くコツ」だとも思います。入社してくれる方には、ぜひそういった決意を持って来て欲しいですね。
社長は常々、社内から「10個の会社、10人の社長を作りたい」ということを語っています。それは、「自分の努力で這い上がって来て欲しい、向上心を持ってチャンスを目指して欲しい」という思いがあるからと私は理解しています。またこういった姿勢で自分を成長させようとすることで、「これがまた将来的に自分にも還ってくる」というメッセージも込められているようにも思いますね。
※注:スーパーウィークエンドとは
「大人も子供も楽しめるどこにもないイベント」をコンセプトに、2006から長野市で毎年開催されているイベント。フラットヘッドが主催し、多くの企業が協賛している。会場ではヴィンテージカーやカスタムカー・バイク等が会場を埋め尽くしたり、フリーマーケットが開催されたりしている。さらに、飲食ブースやライブからマジックショーまで行われるステージイベントもあり、年代を問わずに楽しめるイベントとして全国から参加者約1万5000人が集まる。
※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年11月)
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