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■転職をしようと思ったきっかけ

パートから正社員へ、資格を活かせる仕事へ

今までは、パート社員として経理関係などの仕事をしていました。いずれは正社員にと思い、資格取得の勉強を始めて、簿記2級を取得。子どもが大きくなり手が離れてきたので、転職活動を始めました。

会計事務所はいろいろありましたが、こちらは若い女性の税理士が経営する会計事務所ということで、興味をもちました。この会社なら言われた仕事だけをするのではなくて、可能性もいろいろ広がりそうだな、と。また実際に面接に行ってみると、社長もさっぱりとしていて、相談がしやすそうな方だったので、ここで正社員としてスタートできたらと思い、転職を決めました。

■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと

誰のために、何をしているのか。それが実感できる環境。

今はまだ転職して5か月目です。まだまだ日も浅いので、今は先輩社員に同行したり、事務所内で記帳の仕事をしたりしながら、勉強をしています。

今の職場は「誰のために、何をやっているのか」というのが明確です。

お客様との距離が近く、気持ちがストレートに伝わってきます。仕事に対するモチベーションも随分変わってきました。

仕事の面では毎日勉強になることがとても多く、税金の仕組み1つとっても今まで知らなかったことが多かったことに気づきます。業務上のやり取りで勉強になることも多いですし、それ以外にも月2回社内の勉強会もある他、社外の研修についても「どんどん行っていいよ」という雰囲気なので、「学ぶ機会」は本当に多くありがたいです。

将来的には、更なる資格取得も考えていきたいですが、今はとにかく日常業務を正確にこなせることが先決だと思っています。日常業務に余裕が出てきたら、また勉強をしてステップアップしたいですね。

■これから転職を考える方へ

育児をしながらの仕事も、小さい組織だから理解してもらえる

会計事務所の勤務時間は8時45分～18時ですが、これは30分前にずらすこともできます。私は育児中ということもあり、8時15分～17時30分の勤務にさせてもらっています。勤務時間をずらすのは、社員の判断で申請なしにできるので、この制度はとても助かっています。

またそれ以外でも、社内で周りの方も協力して、気を遣ってくれているのが嬉しいです。こういうところは、小さい組織ならではのアットホームさなのではないでしょうか。

女性が働く場合には、どうしても出産や育児と仕事の両立が問題になってきます。「長く働き続けたい」と思うと、制度が整っている大手企業に意識が向いてしまうかもしれません。でも小さい組織だからこそ、お互いの事情を分かりあえるから、「制度」ではなくて「人と人との関係」だったり「思いやり」として融通しあえるという良さがあると思いますよ。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。（2014年9月）

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