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ホテル・旅館

株式会社池の平ホテル&リゾーツ

代表取締役社長  矢島義拡 氏

■業界の概要と企業の概要

1945年、広大な原野だった池の平に農業・酪農の開拓者として入植。1950年に宿泊施設としての事業を進め、何もなかった土地にバスが通り、電気が通った。

その後も発展をつづけ、今では観光王国の長野県でも有数のリゾートとなった白樺リゾートを始め、複数の施設を展開している。

そして2014年。4月に社名も変更し、「みんなの夢をかなえる感動いっぱいの 世界一あったかいリゾートを目指す」という理念のもと、東アジアで初の本物の高原リゾートを作ることを目指している池の平ホテル&リゾーツ。

その思いを31歳のパワー溢れる社長に取材した。

■事業と強みと今後の展開

地域全体の活性化につながるようなリゾートに

国内観光は、バブル期のレジャーブームの勢いがあった1990年代前半をピークに収束傾向にありましたが、近年ではそれも回復の兆しを見せています。またここ立科でも、若い人材が戻ってきて、観光業を盛り上げようという動きが出てきました。

そうした変化のなか、今は旅行に対するお客様のニーズも変わってきています。単に遊ぶだけでなく、自然の中でゆっくり時間を過ごしたり、その地域ならではの体験をしたりするなど欧州型の余暇を求めるニーズも顕在化してきたのです。

なかでも注目されているのが、着地型観光です。これは地域の自然や人との交流、文化体験など、地域ならではの企画やプログラムを楽しんでいただくというもので、地域全体の活性化に繋がるというメリットもあります。

今、お客様のニーズに対応するためにも、観光事業は地域全体の活性化なくては成り立たなくなりました。弊社でも、周辺地域と連携しながら、1つ1つ手作りでお客様にこの地域の滞在を楽しんでいただける企画・サービスを提供していきたいと考えています。

何もないところから開拓...そのフロンティアスピリットが強み

そのような企画やお土産などの自社開発は、すべて社員によるプロジェクトで動いています。まずはやってみる。結果に対してはいろいろ言わない。そうした雰囲気が社内にはありますね。

もともと弊社は、何もない原野の開拓から歴史が始まり、ゼロから作り上げることの積み重ねでした。そのため「どうやったら、お客様に来ていただけるか?」という課題に対し、他社が取り組んでいないことでもフロンティアスピリットで積極的に取り組んできたと自負しています。

たとえば、インターネットでの集客も、まだインターネットが普及していない時代から力を入れていました。今、インバウンド(海外からの観光客)の集客も、「インバウンド」という言葉もなかった15~20年前から海外へのPRを意識して実施してきました。

フロンティアスピリットを持って自ら動くことは社風でもあり、弊社の強みでもあります。そしてこの強みがあるからこそ、お客様のニーズに対応する知恵を現場から生み出していけると考えています。

当事者意識を持ち続け、成長していくために若い年次から任せます

また、フロンティアスピリットだけでなく、当事者意識を持って仕事に取り組むために、若い年次でも責任ある立場や役割をどんどん任せています。例えば、施設内には入社3年目の社員が責任者を務めるレストランがあります。早いうちから責任ある立場に就くことで、成長ややりがいを感じてほしいからです。

責任ある立場に至るまでの職掌は明確になっており、評価に結びつけられるよう制度化もしています。サービス業の目標設定は言葉にしにくいものですが、上司との面談を月に1回行い、評価を伝え続け、目標と現状のすり合わせができるようになっています。

特に社内には様々な施設・業態がありますので、様々な職責を経験することができます。だからこそ、社内的なキャリアプランとして「どうなりたいか」「何ができるのか」「そのためにどう過ごしていけばいいか」を個人が明確に意識することが重要です。

そのため、上司と部下で将来のキャリアプランに対するすり合わせも年に2回行い、本人の希望に沿った配属を考えています。

高い目標設定をし、それに対する評価をきちんと伝える。そして将来の方向性を一緒にすり合わせる。このサイクルをしっかり行うことで、一人ひとりの仕事に対する当事者意識を高めていきたいですね。

地域との連携を深め、この地域だからこそできる価値を追求

今後ですが、多店舗展開や他地域への展開は考えていません。それよりも、この地域での中長期滞在も楽しんで頂けるような、価値の追求を進めていきたいと考えています。地域との連携をより深めることで、ゆっくり滞在することを楽しめるサービスが生まれてくると思うのです。

例えば、現在提供している「健康いきいき診断プログラム」も地域機関との連携になります。他にも地域の「山菜採り名人」の方に山菜採りツアーを組んでもらったり、地域で農業する老夫婦に協力してもらって農業体験をしたり。

理想のリゾートは、「訪れてよし、住んでよし」だと思っています。1~2泊の短期滞在の方と、1か月くらいの長期滞在の方、そしてお客様をもてなす従業員がそれぞれ同じ数ずつくらいいるような。そんな1つの村のようなリゾートです。ヨーロッパに多いこうした高原リゾートは、アジアにはほとんどありません。高原に恵まれた長野県でその先駆けとなる高原リゾートを作り上げていきたいと考えています。

特に長野県は、長寿の国の、長寿の県。だからこそ、発信できる価値があると思いますし、理想の高原リゾートになれると信じています。

そして、部屋に飾る1枚の家族写真の背景になるように

また弊社は、ファミリー層の利用が多いのが特徴で、ご両親の世代は30~40代が中心です。仕事で忙しいなか、貴重な家族の時間を過ごそうと来ていただいています。だからこそ、そんな家族の時間をそっと支えるようなお手伝いをしたいと思っています。

理想は、おじいちゃんおばあちゃんも含めた3世代で来てもらえて、家族皆で楽しんでいただくこと。あとで振り返ったときに、家族の絆を感じ、「この家族でよかったな」と思えるような時間が過ごせるよう、一番大切な家族のシーンの背景となれるよう、社員一丸となって心地よいサービスの提供やリゾート作りをしていきたいですね。

■求める人材像は・・・

自分から仕事を楽しめるように

とにかく大切なのは、「当事者意識」です。目の前に起きている問題を、自分の課題として捉え、解決しようと取り組めること。そして高い目標設定をし、自分から仕事を楽しめること。それが社風でもありますので、入社する方にもぜひそのように仕事に取り組んでほしいと思っています。

観光業全体の特徴でもありますが、他の業界に比べて休日や待遇面で課題が多いのも事実です。しかしその分、お客様の笑顔を直接感じるようなやりがいもたくさんあります。

私達が目指しているのは畏まったサービスではなく、「あったかい」サービスです。この仕事にしかない良さを感じられる、素直で明るく元気な人を求めています。

■ウィルウェイズが語る、エピソード オブ "社長"

「当事者意識」という繰り返し出てきたキーワード。この言葉には、矢島社長の学生時代のある経験から生まれた思いが込められていました。

「学生時代、ラクロスをやっていました。そのときに、"日本一を目指そう"と高い目標を掲げました。高いと思うような目標でも、思いを一致させて、一人ひとりが当事者意識を持ち、妥協のない取り組みを一つ一つ着実に行うことで、4年生の時に本当に学生日本一になれたのです。

その時に実感したんですよ。どんな人でも、高い目標を持って、当事者意識を持って、一生懸命やって結果を出したほうが嬉しいのだと。当事者意識がないとどんなことでも"やらされ感"が出てしまいますから。」

30歳で多くの施設を束ねる社長となった矢島社長。そんな矢島社長には、「できるだけ年次の若い人にも活躍の場を増やしたい」という思いが強くありました。

仕事をどんどん任せてもらいたい。そんな思いがあるならば、この池の平ホテル&リゾーツは多くの活躍の場があると思います。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年7月)

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