建設コンサルタント
株式会社アクロス
技術部 堀部泰正さん
■どんな就職活動をしていましたか
「林業に携わりたい」...だから選択肢の多い長野県で
もともと山が好きでしたが、小学校の頃、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、林業で特殊伐採を行う方が紹介されているのを見て以来、林業に興味を持ち始めました。
そこで地元の神奈川から、林業を学ぶために長野県の林業の専門学校に進学。専門学校で学ぶうちに、林業に携わるならこのまま長野県で働こうと思うようになりました。やはり、林業の仕事の選択肢は神奈川県では少なく、長野県のほうが多いですからね。
入学当時は森林組合を希望していましたが、授業で森林整備・林道の設計業務を学ぶと、興味も変わってきました。そこでいろいろ体験してみようと思い、国営アルプスあづみの公園の管理や森林整備のインターンシップを活用しました。
■会社を選んだ理由
インターンシップで一緒に働いてみて、ここなら!と思えた
森林整備、測量設計の業務について学校で学んだ時に、紹介してもらったのが今の会社のインターンシップでした。乗鞍高原で行う一泊二日の森林整備業務で、森林にどれくらい木があり、どの程度成長しているかを調査、測量したのです。
その時に社長と一緒に仕事をさせてもらいまして、「興味があるならウチにこないか」と誘っていただけました。誘っていただいたのはとても嬉しかったのですが、自分にどれだけのことができるのか、足手まといにならないのか?という就職に対する不安はありました。しかし、この会社は社内環境も良く、人柄の良い方が多かったので、とても働きやすいのではと思ったのです。
そして、お世話になることに決めました。
■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと
1年目の後半に林道を設計したのが、1つの区切りに。
現在は入社して3年目になります。入社から半年は他の方の手伝いをしていたのですが、後半になり、林道の設計を任せてもらえる機会がありました。「やりたい」という希望を聞いてもらった形ですが、自分のなかでもこれが一つの区切りになったと思います。
そうはいってもわからないことも多いので、自分で調べたり先輩に聞いたりしながら試行錯誤でしたが、自分で設計したものが実際にできると思うと、格別の思いがありました。完遂した際にはとても嬉しかったですし、少しは認めてもらえたかなという思いもありました。
それ以降は、他の人の補佐を繰り返しやりながら、少しずつ自分がメインでやらせてもらえる部分が増えてきています。
まだまだではありますが、設計を一通り任せてもらえるよう一人前になりたいです。現在、教えてくださっているのは60代の先輩の方々。その方々が引退するときには、安心して「任せた」と言ってもらえるようになるのが目標です。
やりたいことは聞いてもらえるし、フォローもしっかりしてくれる
先輩方には、林道や治山ダム設計のプロフェッショナルの方など、知識も経験も豊富な方が揃っています。少人数体制のためいろいろやらせてもらえる風土もありますし、そこで自分が失敗してもしっかりフォローしてもらえるので、とても安心感があり、思い切ってやれます。
挑戦してみても、サポートしてもらえる環境がなければ「これでいいのだろうか?」と行き詰ってしまいますが、この会社なら自信を持って突き進んでいけます。このように安心して挑戦できる環境は、とてもありがたいと思っています。
また小さい会社だからこそ、お互いの人柄がよくわかって、ざっくばらんに話せるので働きやすい環境です。プライベートでも常務とよく夕飯を食べに行ったり、遊びに行ったりします。就職で佐久市に来て知り合いも少ないので、こうした付き合いもまたいいなと思っています。
1つ1つの自信を積み重ねて
まだそれほど多くはありませんが、入社して2年経ち、挑戦したことに対して、上司に一発OKをもらえることが増えてきました。それがとても嬉しいと感じています。
自分なりに考えてやってみたことが、何百という現場をみてきた、百戦錬磨の上司に「OK」をもらえるのは、何より自信につながります。3年目でもそうそうないので、余計嬉しいんですよね(笑)。
例えば、林道の設計段階で工事の高さを決めるのですが、その「高さ」は林道設計においてのベースになります。非常に重要なのですが人によって考え方は千差万別で正解はない部分です。たいてい「こうしたらいいんじゃないか?」とアドバイスが入ります。そんなとき、1回で「これでいいんじゃない」と言われると、自分にも経験値がついてきたように思え嬉しくなります。
こうして1つ1つの自信を積み重ねて、自分の経験と知識を増やしていきたいですね。
■就職活動をされる方へ
インターンシップを活用して、複数の現場を体感するメリット
専門学校時代に、複数のインターンシップを経験しました。この経験をしたことで、様々な現場と、 様々な選択肢のなかで自分の行きたい方向を選択できました。インターンシップでは現場の仕事を知る 以外にも、入社前に会社のことをよく知ることができますし、自分のことをよく知ってもらう機会にもなりますので、得るものはとても多いと思います。
今年6月には、今度は自分がインターンシップの受け入れ側になりますので、それも楽しみです。
私は、専門学校で長野県に来て、そのまま就職しました。こうして家族と離れたからこそ、家族に対しての考え方が変わり、大事に思うようにもなりました。年に数回は帰省し、お墓参り等も意識するようになりました。今度のゴールデンウィークにも帰ります。 その点でも、仕事の発注者が行政機関なので、忙しくなければカレンダー通りに休日があるのはとてもありがたいなと思っています。
※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年5月)
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