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信州人キャリアインタビュー

農林・水産

有限会社トップリバー

御代田農場長  稲垣敬太さん

■UIターンをしようと思ったきっかけ

鉄工所勤務から、農業へ転職。カンブリア宮殿を見て、「これだ!」と(笑)

愛知県の高校を卒業し、鉄工所で23歳まで働いていました。その頃、今後の人生を考えながら、何か面白い仕事はないかと考えていたのです。そうしたら知人が、「今は農業が熱いぞ」と新聞の切り抜きなどを送ってくれて、それが農業に興味を持つきっかけとなりました。

また、もともと「経営者」になることにも憧れていました。そんなときに「カンブリア宮殿」でトップリバーが紹介されているのを見て、「これだ!みつけた」と思ったのです。

農業生産法人は「どこも同じ」ではない・・・やはりトップリバーで学びたい

そして、テレビ放映の次の日には辞めますという話をし、転職活動を始めて、2か月後には農業生産法人で働き始めました。最初はどこでも同じだろうと思ったので、農業フェアで見つけた農業生産法人で研修生として働いていたのです。

しかし、1年間研修生として働いていましたが、そこでは本当に単純作業のみで、何も教えてはもらえませんでした。ここでは農業について何も学べないと思い、トップリバーに応募したのです。

当時は子どもができたこともあり、私は何がなんでもトップリバーに入りたいと思っていました。だから1週間の短期研修では、死ぬ気で働きました。誰よりも勉強する姿勢を示し、誰よりも荷物を運んでアピールして、入社したいとお願いしたのです。その甲斐もあって、晴れて社員として入社することができたときは、本当に嬉しかったです。

■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと

5年目の今では農場長に。畑でも、畑以外でも学べる機会がここにある。

トップリバーでは6年間の研修プログラムがしっかり組まれています。1年目は作業を覚え、単純作業やパートの方の指揮をします。2年目で機械のオペレーション。3年目で副農場長。4~5年目で独立の準備となります。私自身は、今は入社5年目で、御代田農場の農場長をしています。今後は独立を意識していますが、6年間の研修期間の間はこの会社で勉強したいと思っています。

一般の農業法人は、畑の農作業が中心になると思いますが、トップリバーでは畑以外の場所で社会人としてのスキルアップができる機会もあります。例えば、取引先のスーパーや外食産業の方と、企業同士として話し合う場があります。先日も大手外食産業の生産者説明会に、生産者代表として東京まで出張してきました。そうした商談の場があることで、社会人として、またビジネスパーソンとしてのスキルアップや、自己成長ができたと感じています。

農業は「コミュニケーション」

そして入社以後、重ね重ね教わってきたことが、農業はコミュニケーションだということです。それは仕事をしていくなかでも本当に大切だと思っています。

以前、畑で作ったレタスを収穫して出荷したときに営業の先輩から「最高のレタスだ」と言われたことがありました。嬉しくて、鳥肌がたちました。同じ会社で、いつも一緒に働いているからこそ、なかなか改めて褒められる機会はありません。だからこそ、こうして言ってもらえることで、本当にモチベーションが上がったのです。

自分の仕事は美味しい農産物を作ることですから、それを評価してもらえるのはとても嬉しく思います。

それ以降、私も後輩がいい野菜を作った際には、「これはいいね」と口にして褒めるようにしています。そういうコミュニケーションが大事だと思うのです。褒めてくれた人のことは、ちゃんと見てくれているんだなと好きになりますしね。

農業のノウハウだけでなく、そんなコミュニケーションの大切さもきちんと学んで、後輩に伝えていきたいと思っています。

地元に戻ると、「変わった」と言われる。以前とは、確かに人間が変わったと思う。

トップリバーでは「逆ドラフト制」というのがあって、後輩が「この人と働きたい」と、一緒に働きたい上司を申請する制度がありました。その意思は反映されますので、「一緒に働きたい」といってくれる後輩が多ければ多いほど、大きな農場になります。後輩から嫌われていると、農場に人が集まりません(笑)。

だから、そんな中でひとりでも僕と働きたいと言ってくれた人がいたときには、飛び上がりたいほど嬉しいですね。

これは、「独立するなら、人格者に」という会社の思いでもあります。独立して、人を雇うとなると人に好かれる人間でなければ、思うように人が集まりません。ですから、この「逆ドラフト制」があることで、トップリバーでは日常の習慣として、人との接し方を意識して働く訓練ができるのです。おかげで私自身、鉄工所に勤めていたときに比べて、人間として非常に成長したと思っています。人とこんなふうに話すことも、以前はなかったくらいですから(笑)。

今は仕事が一番で本当に好きでやっています。入社して自分自身でも、考え方から話し方から何から何まで変わったと思いますし、地元に戻ると家族からも「変わった」と驚かれています。ここにきてちょっと見直してもらえたかなと、そんなふうに感じるようになりました。

トップリバーは様々なメディアで紹介されていますので、祖母がその切り抜きを額にいれて飾ってくれています。僕の話が紹介されているわけではありませんが、それでもこの会社で働いていることを喜んでくれているのはとても嬉しいことです。今まで迷惑をかけたので、頑張っている姿を見てもらいたいなと思っています。

■これから転職を考える方へ

レタスの嫌いな娘が、僕のレタスだけは食べてくれる嬉しさ

農業ですから、現場は厳しいこともたくさんあります。入社してまず直面するのが、収穫の運び出し。これは1年目の仕事なのですが、8~10キロという重さの収穫物を、20~30メートル先のトラックまで足場の悪いところを運んでいくので体力的にも大変な仕事です。私は一度に3~4箱ずつ運んでいましたが、それが毎日半年間続きますから。

もう1年目は、限界まで体力を消耗します(笑)。周りには10キロ痩せたとか、血糖値が異常値だった人が2か月で正常になったなんて話もあります。そして朝は4時~4時半出社で、帰りは夜の7~8時。休みも、農業は自然を相手にしているところなので、「ここだぞ」というときは休みもなくなります。

また、自然災害の影響で、契約販売しているお客様に野菜を届けられない状況になると、「自然災害」と一言ではいいきれない精神的な辛さもあります。

それでも、自己成長はできるし、農業で独立したいという思いがあるのなら多くのことを学べます。私も農業のことは素人でしたから。

私の娘はスーパーで買ったり、レストランで出てきたりするレタスは食べません。でも、私が畑で穫ってきたレタスだけは食べてくれます。それは穫りたてで美味しいからなのです。新鮮な野菜の良さは子どもにもわかる。毎日帰ると、レタス嫌いなはずの娘から「レタス、持ってきていないの?」と聞かれます。一番大切な家族に、これだけ喜んでもらえる。それは何より嬉しいですね。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年5月)

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