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専門コンサルタント

株式会社小林会計事務所(マックコンサルタンツグループ)

代表取締役  小林正樹 氏

■業界の概要と企業の概要

小林会計事務所は会計事務所発祥の原点である関与先の記帳代行業務、決算及び申告業務はもちろんの事、企業成長のための経営計画策定支援、組織人財開発のための教育コンサルティングとして、新入社員の採用選定から教育、並びに経営者をはじめとする幹部管理者研修等の教育事業に力点を置き会社経営を様々な面から支援するサービスをトータル的に行っています。

また、グループ会社には財産評価、家名家産の継承、事業継承、等事業を永続させる事に重点を置いたFP会社、人財開発中心の教育事業会社、官公庁への提出書類を作成する行政書士事務所や独立した立場で課税庁と交渉する税理士事務所等の関連会社を持ち、総合的なサポート体制で、県内外の顧問先は500社となっています。

さらに、大手の監査法人で長年パートナーを務めていた公認会計士並びに監査法人に勤務経験のある公認会計士を擁し会計士の目線による関与先企業への巡回監査を実施し、健全な企業経営へのアドバイスを行っています。

■事業の強みと今後の展開

社員一人ひとりのプラス思考が強み

過去2年半において日本の会計事務所(税理士、公認会計士)は、法人成りは別としてに4216件の事務所が廃業(税理士新聞の記事による)しております。いかなる業界も新陳代謝は常態です。その中にあって会計事務所の期待度は益々高まっています。

当社は全社員がプラス思考で様々な問題に対処し問題解決に携わっています。

今後の展開として、税務、会計、経営はもちろんの事、弁護士の採用(弁護士採用内定1名確定)による法律、会計の専門家集団として関与先のあらゆるニーズに答えて行きます。

「はい、わかりました」からチャンスが広がった修業時代

私は高校時代に先生のサジェスションにより職業会計人になる事を一念発起し、中央大学に進学し卒業と同時に都内の会計事務所に就職しましたが、挫折し会計事務所を3社経験しました。

転職する過程において3社目の会計事務所になかなか就職が決まらず、お願いして採用して頂きました。

「自分はこの会計事務所に拾われたから会計事務所の発展のために粉骨砕身しよう」と思い、所長先生から指示命令された事案に対し「はい。いつまでに仕上げたらよろしいでしょうか」との言葉以外は在職中使用しませんでした。このことが私の人生に非常に大きな変化をもたらしました。

経営理念は貼り出しません。伝えていくものです。

会計事務所として多くの企業に関わるなかで、伸びる企業と衰退する企業がある事の本質を見極めその解明のため様々の書物に触れると共に釈迦の生誕の地、インドにおいて前後2回2週間をかけ釈迦哲学を学びました。

そしてその釈迦の哲学の中に企業成長の本質がある事を見極め、それ以来釈迦の哲学をベースとした経営理念、方針ビジョンを掲げ30年余りをかけて社員1人1人に伝えてきました。

従って、関与先企業においても理念は貼りだすものでなく、伝えていくものであり「経営者は伝道者である」との信念の本R・O・Eを高める企業指導をしています。

今後は20~30代の経営者の企業を中心に顧客拡大を

次の時代を指向し、20代30代の経営者を中心に800社獲得に向け全社員一丸となって日々努力しております。

■求める人材像は・・・

「この会社しかない」と腹をくくれるように

経営者と社員にとって、重要な事は経営者との文化適正のある社員の組織を作るという事です。別言すれば、経営者と価値観を共有できる人の事です。

例えば、私の価値観は両親を大切にし、家族を思いやり先祖を敬愛し、今、命ある事に感謝し人として存在している意味の深さを理解出来ているという事です。

また、プラス心因を持ち積極的に行動して行くという事です。行動のみが人生を創り上げます。
武者小路実篤の言葉に、「この道より我を生かす道なし、この道を歩む」とあります。

縁あって入社する社員は、「この会社しかない。この会社のなかで自分の人生を作り上げていくんだ」という思いがある人の入社を望みます。自分の人生を自分で作り上げる事の出来る人のみが幸せな人生を築けるものです。迷っていたら、それは釈迦の言う「痴迷無智」の輩です。

人生は少しでも早く、自分の行く道を決めた人が勝ちです。そんなブレない軸を持っている方を求めています。

■ウィルウェイズが語る、エピソード オブ "代表"

今では複数の会社を経営し、経営者へのコンサルティングも手掛ける小林代表ですが、若いころは就職で苦労されたこともあったようです。

3社目の転職先を探す際に苦労されたときのエピソードをこのように語ってくださいました。

「最後に"ここでダメなら、長野に戻って実家の農業をやろう"と思った事務所で、この人の下で働きたいと思える先生に出会いました。どうしても一緒に働きたかったので、面接後に電話して『先生、僕を使ってくれませんか』と訴えたのです。そしたら『あなたも熱心だね』とやっと採用してもらえました。

こちらが本気にならなければ、物事は思う通りにならない。でもこちらが本当に真剣になれば、ある程度は思う通りになる。それを若い時に実感できたのは本当によかったと思っています。」

と小林代表。小林代表のお話を伺っていると、若いころの経験がすべて今のコンサルティング事業に生かされているのだと実感します。

「死んで再度誕生したらもう1度この職業に就きたいと思います。経営者が誇りをもってその職業に惚れていなければ、社員はその職場では働けないですから」という小林代表の言葉からは、本当にこの仕事が好きで、誇りを持っているのだということを強く感じました。

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年4月)

株式会社小林会計事務所のホームページ http://www.mack-kaf.co.jp/

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