陸運
アルピコ交通株式会社
乗務員 高橋勝也さん
どんな就職活動をしていましたか
小さいころから乗り物、運転することが好き・・・でも
母方の祖父が鉄道の運転手をしていて、子どもの頃は休日に車両基地まで行き、運転席に乗せてもらうのが楽しみでした。だから昔から運転手になりたいという思いがあったのですが、どうやってその職業に就いたらいいのか、わからなくて。
大学は東京に進学し、卒業後も都内で就職。CM制作のロケバスの運転手の仕事でした。やはり運転手の仕事が気になっていたんですよね。その会社で大型二種の免許も取得させてもらったのですが、時間が本当に不規則で過酷な状況だったので・・・地元に戻ってきたんです。
■会社を選んだ理由
子どものころからの夢、「好き」を仕事に
地元での仕事探しでも、運転手の仕事はずっと頭にありましたが、やはりどうやって就いたらいいのかわからなかったので幅広く仕事を探していました。でも偶然、運転手の求人を見つけた家族に勧められて、「受かるかどうかわからないけどやってみよう!」と思ったのです。
そしたら、合格して。子どもの頃からの憧れの職業に就けることになって、本当に嬉しかったですね。自分には無理かもしれないと、あきらめなくて本当に良かったと思っています。
■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと
道の狭い松本・・・思っていたよりも難しかった「運転手」
お客としてバスを利用していた頃には、「運転はそんなに難しくないのかな」と思っていましたが、実は結構難しいのです。特に松本は、道が狭いのでハンドルを切るタイミングが遅れると、曲がれなかったりします。車種によってその特徴やタイミングが異なるので、安全運転のためにはそれを覚えなければなりません。
でも、やはり自分が好きで選んだ仕事。自分の思い通りに大きなバスを安全運転できた時には、やはりとても嬉しいですね。
「大阪のバスとは違って、乗り心地いいね」お客様と何気ない会話に
また、現在はタウンスニーカー(路線バス)の運転をしているので、毎日通る道のちょっとした変化や、いつも利用してくださるお客様とのちょっとしたコミュニケーションも楽しみの1つです。
以前、車内が非常に混雑していたので、特に気を付けて運転をしたことがありました。その時に、大阪からいらっしゃっていたお客様だったのでしょうか。降車時に「大阪のバスとは違って、乗り心地がいいね」といっていただけたことがあります。こんな言葉をいただけると、とてもやりがいを感じます。
■就職活動をされる方へ
「やってみたい」なら、自分で限界を決めない。でも、肩の力を抜いて
就職活動では、自分の限界を自分で決めないことが大切だと思います。「無理かもしれない」と思っても、やってみたいなら、自分で決めつけないで、まずはエントリーする。就職活動は、運とタイミングですからね。あきらめなければ、チャンスも掴めます。
就職活動に関する様々な情報もありますが、「こうあるべき」というのがなくなって、肩の力が抜けてリラックスしたときに、本当の自分らしさが発揮できると思うし、それが就職のご縁につながっていくのではないでしょうか。
私自身、二度目の就職活動は、肩の力が抜けて自分を伝えることができたからこそ、小さな頃からの夢だった仕事に就くことができたのではないかなと思っています。
運転手の仕事も、路線バスから始まって、高速バス、貸し切りバスなどのステップがあります。お客様から感謝してもらえるような、乗り心地のいい運転ができる運転手になりたいですね。
※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年2月)
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