陸運
アルピコ交通株式会社
運行管理 酒井大希さん
■どんな就職活動をしていましたか
学生時代を過ごした信州で、そのまま就職したい
地元は福島なのですが、大学で信州にきました。大学時代の友人関係もありましたし、震災もあって家庭を築くなら一旦地元を離れて、長野で暮らしたいという思いもあったので、地元に帰らずに就職活動をしていました。
特に、どんなことがやりたいとか、この業界がいいとかはなかったので、興味を絞らずに幅広く、とにかくいろんな会社を見て回りました。
■会社を選んだ理由
幅広く、地域密着と・・・それから上高地の雪
そのなかで、説明会に参加して、選考を受けている間に次第に興味が高まっていったのがこの会社でした。地域密着の仕事や、手がける事業の幅広さに、自分もいろいろな経験を通じて成長できるのではないかと、その可能性に魅力を感じたのです。
また、実は大学時代に上高地で「雪」の物質循環の研究をやっていたんです(笑)。だから、上高地に縁が深い事業内容にも惹かれたのも一因です。最終的には、知人の「いろいろな経験ができるし、可能性があっていいんじゃないか」というアドバイスもあり、やはりそうかと思って、入社を決めました。
■今の仕事内容と入社してよかったと思うこと
乗務員さんの車両の好みを把握、"雑談"も大事な仕事
現在は、運行管理を担当しています。一日に100名くらいの乗務員さんの点呼、体調確認、車両や道路状況を伝えるのが仕事です。
乗務員にも一日同じ車両で走りたい、慣れた車両はこれ・・・等の好みがあります。乗り慣れている車両で気持ちよく運転できれば、事故も減ります。安全運転のためにも、乗務員の気持ちを考えることはとても大切です。
そのためにも、乗務員と仲良くなれているかという雑談も大事な仕事なのですが、それがとっても楽しいですね。
夜行バスの管理で泊まり勤務もありますが、翌日は朝の9時に仕事が終了し、次の日が休みなので時間が意外に有効に使えます。何が起きても冷静に対応できる、尊敬できる上司もいます。
私もいつかは、どんな事態にも冷静な対応ができる度量を身につけていきたいと思っています。
800人位並んだお客様・・・上高地の大変な一日
運行管理で忘れられない一日があります。昨年夏の繁忙期に、上高地から新島々営業所方面への送車を対応していたのですが、非常に混雑していて路上駐車も多く、バスが上高地までなかなか来られないことがありました。
去年一番の混雑日で、800人位のお客様が並んでいらっしゃるのに、バスが来ない。そんななか、他の営業所から応援に来てもらったり、乗務員さんにも時間外勤務でバスを運行してもらったり・・・。私自身は苦情対応に徹しながら、最後のお客様を無事に上高地から新島々営業所へ送り届けることができたときには、本当に達成感がありました。
運行管理の仕事は、チームワークがとても大切。他の営業所と連絡を取り合い、常に周囲のことを考えていく必要があります。先輩や上司からはいつも言われていますが、それを痛感した、とてもいい経験でした。
■就職活動をされる方へ
いろいろな会社と人をみることで、学べることがたくさんある
業種を絞って就職活動をするのが定石かもしれませんが、私は幅広くいろいろ探していて、企業説明会も30社くらい参加しました。そこで様々な方に出会うことで、学べることは本当に多かったです。
たとえば、会社によって働く人の雰囲気が全く異なることも身をもって実感しますし、面接官も「この人は、緊張をほぐす雰囲気が作れて、仕事ができるな」と参考になりますし。逆もありますけど(笑)。将来自分が働くときに、どんな社会人になりたいか、そんなことも学べるのです。
アルピコ交通は、説明会と選考試験を同時に行う(2013卒採用)のですが、学生たちの緊張がほぐれるように、うまく話せるように、ゲームやグループワークを取り入れた選考で、選考スタイルにとても好感が持てたし、面接官もいいなと思える方でした。
何が自分に合うのか。実際に接してみないとわからないですから、とにかくいろいろな会社と人に接してみるのがいいと思いますよ。
※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年2月)
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