専門店(自動車関連)
株式会社ロイヤルオートサービス
代表取締役社長 中田忠章 氏
■業界の概要と企業の概要
信州という地域では生活の足として欠かせないアイテムの車。車の販売から、車検や修理、自動車保険まで、トータルなカーライフをサポートできる体制を整えているのがロイヤルオートサービスだ。
創業は1987年、新規出店や業容拡大を重ねて毎年成長を続けている、というロイヤルオートサービスを引っ張るのが2代目の中田社長。「お客様の生活の中で"感動を創ることが私たちの存在意義"」「2015年にはアジア進出も視野に入れている!」と熱く語る、中田社長に話を伺った。
■ロイヤルオートサービスの事業と強み
カーライフにまつわるトータルなサービスを
ロイヤルオートサービスは1987年創業、父がスタートしました。徐々に販売店舗も増やしながらサービス工場を新築し、この10年間はほぼ毎年のように新規出店や中古車輸出法人設立、新部門立ち上げなどを経てきました。一年間で複数の新規出店ペースという急拡大をしたのが直近の5年ほどです。
社内の部門は、販売部門・車検部門・鈑金部門・保険部門・レンタカー部門という組織体制で、地域のお客様へ車の販売だけなく、車検や修理、自動車保険までトータルにカーライフをサポート出来るのが当社の強みです。
私どもの会社ではサービスの質も「ディーラー以上の満足をお客様に感じてもらう」を合言葉に、社員全員でお客様満足を追求しています。個人のお客様はもちろん、ご来店いただくファミリー全員が楽しめて、満足してもらえるような店舗づくりとサービスに尽力しています。代々に渡って愛され続ける存在になると同時に、地域に「ロイヤルオートサービスファン」を増やしていこう、と社員全員で日々考えています。
「車検しかやってくれないんじゃないか」というイメージは払拭
低価格・高品質なクルマをお客様に届けるため「長野県下でNo1未使用車専門店」も当社のウリの一つであり、「車検のコバック」「鈑金のモードリー」「39.8専門店」などの複数の特長もあります。その中でも、多くのお客様との接点があるのが車検サービスです。
多くのお客様にご利用いただいてはいるものの「車検は2年に一度のお付き合い」という状況を打開しなければいけないと考えていました。「車検しかやってくれないんじゃないか」とお客様に思われていたら・・・それは日々のカーライフにきちんとお役に立てていない!というところから、3カ月の無料点検を続けています。
事業成長の中での苦労
跡は継がなくても良いと言われていたので、普通に銀行員キャリアを積み上げようと思っていたのですが、28歳の時に「やっぱり継いでくれ」という紆余曲折もありながら(笑)地元に戻ってきました。
企画開発部長として入社しましたが、業界のことも社内のことも知らない20代で部下も一人も居ない立場でした。入社してみると、殆どが年配の社員で「この若造がやれるのか」という視線を感じましたね。年上のスタッフに対しても、指示や管理をしないといけないので、言葉使いには特に気を付けていました。入社してみて判明したのが組織の脆弱さでした。
その頃も当社は事業拡大の最中だったのですが、トップがコントロールできていない状態も露呈し、「将来的に自分がトップになるには、しっかりと組織を作っていかないといけない!」と組織作りに取り掛かりました。具体的にはISO9001を1年がかりで取得するプロセスの中で、組織作りも同時並行で進めました。社員達にも「面倒くさいかもしれないけれど、やらないといけないんだ!」と声をかけながら進めて、認証取得できた時には感極まって泣きそうになりました。(笑)
その後、専務取締役となりましたが、組織体制ができた次に取りかかったのが新卒採用です。これも教育システムの充実を図りながらとの同時並行だったので最初は大変でした。初めは「採用したこの新入社員は満足しているだろうか」と考えることも多かったのを思い出します。(笑)今では5年前から続けている新卒採用で入社した新入社員達が、それぞれ成長してきている姿を見れるのがとても嬉しいですね。
アジア進出へ・・・地域で積み上げたノウハウで海外にチャレンジ
これまで積み上げた"地域のお客様に喜んでもらえていること"を、アジアの現地でもやってみよう!というチャレンジに取りかかっています。いきなり海外で新車販売をやろうというわけではなく、カーライフにまつわる高いレベルのサービスを提供する仕組みをアジアでも作りたいですね。現地の調査や人脈づくりを進めていますので、具体的な数字として、2015年に海外進出!を目指しています。
社員にもどんどんとチャレンジしようと言っているので、私自身も自分を追い込みながらチャレンジを続けないといけないですよね。(笑)
■求める人材像は・・・
"素直で明るく真面目な人財"が集まってきている
どんな人財が当社で生き生きと働いてもらいたいかと考えますと、一言で言うのはなかなか難しいですが、"素直で明るく真面目な人財"に入社してもらいたいです。そういう方は組織としても、最大限に成長してもらう機会を与えて行きたいですね。若手へ積極的に責任ある役割と仕事を任せていくのが当社の特長ですので、成長のチャンスは多いですよ。
チャレンジ精神を歓迎します
やったことが無いけれどやってみる、知らない事を知りたいと思う、などチャレンジが好きな方には、どんどんチャレンジしてもらいたいと思います。バックパッカーしていたなどの経験があったり、少しぐらいやんちゃでも自分の知見・経験を拡げようするタイプの方と一緒に働きたいですね。店舗拡大や新サービス立ち上げが急ピッチで進んでいる中で、どんどんチャレンジできる機会が無数にあります。
■ウィルウェイズが語る、エピソード オブ "社長"
中田社長は、東京の大学を卒業した後、都銀で銀行員として5年間働いていたそうです。新入社員時代は数字に弱かった・・・と言いながら、色々とチャレンジさせてくれる配属店で鍛えられ、その後2度も全国トップの社内表彰をされたそうです。そんな経験から、社員にどんどんチャレンジさせる経営方針へ繋がっていると感じます。
「これまで"地域No.1"としていた目標を"地域No.1の一流店となる"とした。」という力強い一言が印象的です。目標として掲げる表現がステップアップしたのが、新たな事業成長期へシフトしている表れでしょう。
夢叶塾と名付けられた、週一回の社長自ら若手社員向けに思い伝える研修。「朝早くて大変ですが(笑)、中田社長の話は具体的でとても分かり易いんです。あと社長の本気度も伝わってきて、眠気も吹っ飛びます。」と某若手社員さん談。若い力が次世代の主役になるようしっかりと成長してもらいたいと、中田社長が熱く語る姿が浮かんできます。
※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年1月)
そんな株式会社ロイヤルオートサービスで働きたいと思ったら・・・
そんな株式会社ロイヤルオートサービスで働く社員の・・・
総務人事部人財開発課 課長 松原洋介さん | |
ロイヤルカーステーション出川店 小原美沙さん |
|
ロイヤルカーステーション出川店 木村広樹さん |