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住宅

株式会社小林創建

代表取締役社長  小林稔政 氏

■業界の概要と企業の概要

民芸家具や木工の高い技術で知られる街、松本。 毎年開催されるクラフトフェアでは全国から7万人もの人が集まり、古くから手作りの文化を大切にしてきたこの街で、住む人の感性を伝える美しい家づくりをしているメーカーがある。

大手住宅メーカーにはない、長いアフターメンテナンスで顧客との関係を築き続ける企業、それが株式会社小林創建だ。暮らしを楽しむ感性に溢れた、松本の人たちを満足させる家づくりとは・・・?

都内で大手住宅メーカーの営業を経て、若干30才にして事業を継いでから10年目の小林稔政社長に話を伺った。

■小林創建の事業と強み

時間がたつほど、愛着がわき価値がでてくるような家づくりを

小林創建のルーツは1928年、祖父がスタートさせた小林製材所です。製材業者からスタートし、住宅メーカーになったのは、父の代になってからのことでした。もともと製材所から始まった会社で、長年にわたり木の家づくりを行ってきているので、その技術と設計力が社内に培われています。

地元の木材を使い、信州の気候風土に合うようにきちんと建てた木の家は、100年でも持ちますし、時間が経てば経つほど価値がでてきます。松本城がピカピカの新築だったら、誰も感動しないように、時間を経た建築物には、感動や愛着を覚えますよね。高価なお金をかけて、建てた家が20~30年で飽きてしまった、もたなくなってしまうのはおかしいのです。

私どもの会社では昔ながらの和風住宅に加え、流行を追うのではなく、住まい手が長く心地よく暮らせるデザインを追求した「上質な木の家」「casa material」、さらに松本の人たちの"暮らしを楽しむ感性"を描き出すことができる「craft」という3つのブランドを展開しています。

私どもの仕事は自分たちだけではできません。ものづくりの楽しさを、社員、オーナー様、協力会社の方、職人の方々と分かち合っていくような家づくりをしていきたいと考えています。

いつまでも安心して暮らせるように・・・長いアフターメンテナンス制度の理由

通常、住宅メーカーでは、家を建てたらそのままのことが多いです。新築をどんどん建てたほうが儲かりますからね。でも私はずっとそれに違和感を感じていました。

松本に戻ってきて間もない頃、管理部門を経験した後にクレーム対応の担当になったのですが、そのときにオーナー様からの非常に大きなクレーム対応をしたことがありました。ネットの掲示板にも書き込みが上がるほどの状態のなか、第三者チェックも入れながら「最後には笑顔で握手ができるように」という思いで、誠心誠意対応しました。結果的に大変満足していただき、その方はアパートオーナー様だったのですが、リピートオーダーを何件もいただくことができました。

その経験で非常に多くのことを学んだのです。

オーナー様は企業が自分で建てた建物に対しての問題に誠実に対応してくれることを、期待しているのだと。どんなクレームでも逃げていれば追いかけられるけれど、誠実に向き合えば笑顔につなげられるのだと。

それから長いアフターメンテナンスの制度を提案しました。オーナーリストは当時紙の名簿だけでしたから、パソコンの導入からでしたけどね。

今、弊社のオーナーリストは1500件以上にもなります。月に1回の情報誌を発行している他、毎年オーナーズデーを開催して、家のメンテナンス情報や住宅に関する最新情報をお伝えしています。

地場でやっていく以上は、自分たちだけでなく、オーナー様、協力会社の方々、地域の方々など多くの周りの方々に長く喜んでもらえるような関係性を築いていくことがとても大切だと考えています。

「家まもり」ができるハウスメーカーになることが、地場の企業の役目

日本の住宅需要は、消費税引き上げなどの影響もあり、2015年までは増えるでしょう。しかし人口減少していくなかで、世帯数もピークを迎え、空き家も増えているというのが現状です。毎年、新築の家が80万戸増えているなかで、日本には約750万戸の家が余っています。地方をみても息子が都会に出てしまって、戻ってこないまま空き家になってしまった家、賃貸のアパートでも住む人がいない家がたくさんありますよね。

国も今までは新築に対して補助金を出していましたが、これからはリフォームや中古住宅の売買にそれが移っています。国をあげて「今ある住宅をどう活用していくか」という方向に転換していくでしょう。

リフォーム依頼をうけてお伺いすると、「大手メーカーで家を建てたけれど、その支店が撤退してしまった」とか、「建てた工務店がもうなくなっている」とかで、誰も「家を守ってくれない」状態になってしまっていることも多いんです。

そうなると違法なリフォームの被害にあってしまうこともあります。悪質リフォーム問題は、住宅会社が建てた家の「家まもり」をできていないことも一因だと思うのです。

だから地場でやっていく私たちとしては、リフォームや中古住宅にもきちんと技術をもって、その「家まもり」をきちんとやることで、オーナー様に長く喜んでもらえる関係性を築きたいと思っています。

新築からリフォームへ・・・市場の変化が起きたときに発揮される強み

そして、このような市場の変化が起きたときに、私たちが取り組んできたオーナー様との関係を長く築くノウハウが、強みになってくると思っています。それは一朝一夕にできたものではなく、様々な失敗を重ねるなかで、住宅メーカーとして「やってはいけないこと」「やらなきゃいけないこと」が積み重なった経験則。リフォームや中古住宅に関してもきちんと技術をもってやっていくということが、地場でやっていく企業としては大切ですし、それが次の市場にもつながっていくと考えています。

■求める人材像は・・・

"建築バカ"みたいに建築が好きな方と、一緒に語り合いたい

建築というのはとても奥が深い世界です。私もまだまだ学んでいる途中ですし、知れば知るほど面白い。

だから、ぜひ「建築バカ」みたいに建築が好きな方にぜひ、入社していただきたいですね。

休みの日には古い建築を見に行ったり、有名建築を見にいったり、家具やインテリアも好きで、仕事でもプライベートでも、建築のことばかり考えてしまうような。それくらい建築が好きだと、いろいろと仕事でもやりたいことが出てくると思います。私自身、そんな従業員たちと有名建築について語り合いながら、「うちもまだまだ、こういうことができるね」という話をするのが本当に楽しいんです。

好きだからやりたい。その自主性と当事者意識を歓迎します

好きなことや楽しいことに関しては、自主性も当事者意識も自然に出てきますからね。

弊社ではその、「建築が好きだからこそ生まれる」自主性と当事者意識を大切にしていきたいと考えています。

たとえば今、「おもてなし力向上プロジェクト」として、事業部門をこえて、接客や電話応対のマニュアルづくりをしています。どうやってご案内したら、お客様に満足していただけるか。それについて非常に活発な意見が交わされているのですが、社員が自主的に現場で見つけてきた「お客様に対してこんな対応をしたい」という想いを形にしようとしているのがわかります。

会社組織として、「人を育てる」場をたくさん作っていきたいと考えていますが、私ができるのは環境を与えることだけ。そこで成長していけるかどうかは、個人に自主性と当事者意識があるかどうかなんです。

建築が好きでたまらない。だからこんなことをやりたい。

その自主性と当事者意識をぜひ、持ってきてください。

■ウィルウェイズが語る、エピソード オブ "社長"

小林創建社長

小林社長は、東京の大学を卒業した後、大手住宅メーカーにて25才まで住宅営業をされていました。消費税導入直後で、「住宅メーカーの息子だから売れる」とタカをくくっていたら、1年目は1棟も売れなかったとか。ハードな環境に、多くの同期が辞めていくなかで、「見返してやりたい」「認められたい」という思いで2年目の第4期にはペアを組んだ先輩と支店のトップセールスになられたそうです。

そんな東京での勤務経験をもつ小林社長は、地方で働くことの魅力を「とにかく人間的であること」と語ります。

「地元で事業をしていると、オーナー様や協力会社の方と、普通に道で会ったり、飲み屋で会ったりします。だからこそ不誠実な、下手な仕事はできませんし、また地域活動のなかから仕事が生まれたりします。都会ではそんなこと、まずないでしょう。」

だからこそ、地域づくり、地域貢献への思いも強いのが小林社長の魅力でもあります。「いい家を作ることで、松本平に住む人をハッピーにしたいと思っています。それは住宅だけでなくて、いろんなツールがあると思うのですが。最終的には松本に住む人を増やせるような、そんな地域発展に貢献していきたいですね。」

※記事の内容及びプロフィールは取材当時のものです。(2014年01月)

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